>> 百合音声作品セール情報(2024/10/28) <<

百合音声サークル『SukeraSono』3周年記念トークイベント!!!レポート

百合音声サークル『SukeraSono』3周年記念トークイベント!!!レポート

2024年7月21日、A Talk Club WOOFER(東京・代々木)で「百合音声サークル『SukeraSono』3周年記念トークイベント!!!」が開催された。

今回はSukeraSono作品に出演している声優の村上まなつさんをゲストに迎え、制作スタッフ陣が制作の裏話やこだわりを語るだけでなく、ハマっている百合作品や新作の発表も行われ、濃密なイベントとなっていた。

本記事ではイベント内容をレポートする。

本記事はSukeraSonoからイベントに招待いただき、作成しています。

目次(読みたいところをタップ)
取材・執筆

えむ

百合ゲームに続いて百合音声作品にもハマった百合系ライター。あまあまな作品も好きだが、苦味のある作品はもっと好き。百合ゲーム専門メディア「ゆりりかる」も運営中。

X (旧Twitter) 詳しいプロフィール

取材・執筆者

えむ

百合ゲームに続いて百合音声作品にもハマった百合系ライター。あまあまな作品も好きだが、苦味のある作品はもっと好き。百合ゲーム専門メディア「ゆりりかる」も運営中。

X (旧Twitter) 詳しいプロフィール

百合イベントならでは「最近ハマっている百合作品」を発表

古賀プロデューサーの呼び込みで村上まなつさん(声優)、詠野万知子さん(シナリオライター)、真鶴コウさん(シナリオライター)、さむさん(ディレクター)が登壇。それぞれが自己紹介を終えると、さむさんの乾杯の音頭でイベントがはじまった。

最初のテーマは「最近ハマっている百合作品」。

1人目の発表者・さむさんが百合ゲーム『嘘から始まる恋の夏』を紹介すると、村上さんがすぐさま内容を深掘り。「食べるのが好きな女の子」が登場することを聞き出すと、「ここにいる人はたくさん食べる女の子が好きな人多めだと思うので!」とコメントして、会場は笑いに包まれた。

その後、詠野さんは小説『E.G.コンバット』、真鶴さんは映画『ベイビーわるきゅーれ』、古賀さんは漫画・映画『ルックバック』を紹介した。制作陣のトークを受けて次々と質問を投げかける村上さんの姿が印象的だった。

村上さんは友人から『ベイビーわるきゅーれ』を布教されているそうで、「あとひと押しあれば観そう」とつぶやくと、それを受けて真鶴さんが推しポイントを熱く語る場面もあった。

裏話も飛び出した「百合音声作品ができるまで」

続いてのコーナーは登壇者がそれぞれの立場から語る「百合音声作品ができるまで」。

詠野さんはSukeraSonoで作品を書くことになるまでの流れや、百合音声作品を企画する際に考えていることを語った。その後、古賀さんから詠野さんの「一番素晴らしいところ」が発表されると予想外の言葉に会場が沸いた。

えむ

個人的には耳の痛い話でした……!

今回のイベントには不参加だった作家・淡乃晶さんから質問が寄せられ、詠野さんが答える場面もあった(その逆もあり)。

SukeraSono作品のシナリオはほとんどが淡乃さん、詠野さんの手によるものだ。不在の淡乃さんをフィーチャーするコーナーがあったのは、SukeraSonoが制作陣の言葉を大切にしているからだろう。お互いの関係の良さが垣間見えるシーンだった。

真鶴さんは詠野さんと村上さんに「どんなインプットをしているのか」と質問。村上さんのワイルドなエピソードが披露され、会場にはどよめきが起こった。

ディレクターのさむさんは制作や編集のエピソードを語った。音とシナリオのバランスの取り方や音作りなど、次々とこだわりが出てきて、作品の完成度を高めるためにさまざま苦労や努力があるのだと伝わってきた。

村上さんは自然な演技をするように気をつけていたそうだ。それ以外に音声作品ならではの難しさや、収録前に勘違いしていたことを挙げ、さむさんが台本をスクリーンに投影しながら、来場者に説明する一幕もあった。

えむ

収録スタジオでの村上さんの無邪気なエピソードも披露されていた!

トークはそのまま「印象に残ったタイトル」へ。

真鶴さんは自身がシナリオを担当した『超シスコンおねえちゃんのベタ甘✨夜のルーティーン』が完成するまでに苦労したことを語った。さむさんをはじめ、関わった人たちの力が結集してやっと作品が完成するのだと改めて感じるエピソードもあった。

村上さんは自身の出演作『ひとりじめアイドル 〜アイドルカノジョとオフを一緒に〜』を挙げた。マスクをした状態での収録や、電話を使った収録の裏話を語った。

今年のSukeraSonoは攻める!リリース予定の作品を発表

休憩をはさんで、SukeraSonoの新作が発表された。

1つ目は『高千穂アキラのレンアイ怪談』(8月発売予定)。

シナリオは百合ゲーム『FLOWERS』『クダンノフォークロア』の志水はつみさん、イラストは漫画『スピカをつかまえて』の織日ちひろさん、ボイスはSukeraSono作品でもおなじみの土屋李央さんが担当する。

志水さんのコメントが代読された後、会場ではティザームービーの後に作品の1トラックが流された。

えむ

百合怪談を聞きながら飲み食いするイベント……マニアックすぎる!

志水さんによると「語り手である高千穂秋良が恋人の気を引くために怪談を披露する」というお茶目な設定の作品とのこと。志水さんはホラーや怪談に造詣が深く、自身の体験談を披露することもある筋金入りのホラー好きなので、本気の怪談を楽しみに待ちたい。

2つ目は『共犯死体埋め百合(仮)』。

百合好きにはおなじみの小説家・斜線堂有紀さんが企画・シナリオを担当する。

「自分の好きな百合とはどんなものだろうと初心に返り、蟹缶を食べてから死体を埋めに行く百合だと思いました」と斜線堂さんのコメントが読み上げられると、古賀さんは「蟹缶と死体を埋めるのはセットだ」、詠野さんは「百合に埋めてもらえるのかな?」と考えを巡らせるなど、不思議な雰囲気に包まれた。

3つ目は『リップ・トリップ ~重ねづけの証(リッププランパー)~』。

2024年2月に発売されたPC向けゲーム『リップ・トリップ~編集長(ボス)はわたしの解熱剤~』の新作ボイスドラマで、ゲーム本編の後日談になるそうだ。

イベントの最後には抽選会が行われた。当選者には村上さん、詠野さん、真鶴さん各々のサインが入ったメインビジュアルのパネルや、さむさんのお手製グッズなどが贈られた。

村上さんが「SukeraSonoでは2作品に出ていますが、今後ももっと関わっていきたいです」とコメントして、イベントは幕を閉じた。

制作・演者のみなさんがそれぞれの立場から作品と向き合うなかで大切にしていたことや、苦労したことを語るときの言葉は熱を帯びており、制作に全力で打ち込んでいたことが伝わってきた。2周年、3周年と続いてきたSukeraSonoのイベントが今後も続くことを楽しみにしたい。

『百合音声サークル『SukeraSono』3周年記念トークイベント!!!』のアーカイブ配信は2024年8月4日 23:59 まで購入・視聴が可能。
ツイキャス リンク

\ 最新ニュースやセール情報を発信 /

\ 動画コンテンツもチェック /

\ ゆりりかるの秘密基地 /

このページで使用している画像はコンテンツ制作者の著作物です。転載、配布等は禁止いたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次(読みたいところをタップ)